梱包の種類
バリア梱包
バリア材とよばれる梱包材を使用した梱包です。
海上輸送の際に気をつけたいのが海水に含まれる塩分、そして湿気。バリア梱包を施すことで、それらによる錆の発生などを予防します。
木箱梱包
木製の梱包材を使用した梱包です。
木材には病害虫が含まれていることがあるため、国際基準である「ISPM NO.15(国際貿易における木製梱包材料の規制ガイドライン)」にのっとり、適切な木材を使用して梱包します。
ISPM NO.15の適用国に木製梱包材を使用した包装で輸出する場合には、熱処理や薬剤処理など定められた方法で燻蒸された木材、もしくは非木材として判断されている合板やLVL材を使用しなければ相手国での輸入ができません。
スチール梱包
重量物の梱包に適した梱包です。
その名の通り、スチール(鉄製)の梱包材を使用した梱包です。防塵・防湿に最も適しているため、精密機器や自動車・工業部品などに使用します。開梱しやすく、梱包材の再利用も可能です。
ケアマーク
宅配便でもお馴染みのケアマーク(ワレモノ、ナマモノなど)ですが、輸出貨物用にもございます。
シールでは輸送中に外れてしまうことがあるため、ステンシルを使ってスプレーでマークを施します。
一般的なケアマーク
- 天地マーク(▲が向いているほうが上)
- 水濡れ禁止マーク(濡れないように傘のマーク)
- ワレモノマーク(宅配便のケアマークと同じグラスのマーク)
貨物の重心を表すマーク
フォークやチェーンを使った荷役作業の際に目安となります。
NO FORKLIFTマーク
フォークの爪では届かない、重量バランス上フォークリフトの荷役では危険が伴う大型貨物などにマークします。
チェーンマーク
チェーンを使った荷役作業の際に、チェーンを引っかける場所を示したマークです。