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日新現地法人紹介【米国日新】

米国日新は、当社初の海外現地法人として1973年に設立されました。
米州3カ国拠点の中核として、ロサンゼルスに本社を置き、米国の主要都市を中心に支店を構えております。
当社は約50年にわたり自動車関連をはじめ、生鮮食品や電機関連など幅広い産業において、
日系ならではのきめ細かいサービスを通じ、お客様の物流をお手伝いしてまいりました。
また、日本人スタッフも多数在籍しており、英語はもちろん日本語での対応も可能な体制を整えております。

今回は、米国日新を地域別(西岸、中西部、東岸)に分け、それぞれの地域で行っているサービスの一例をご紹介いたします。

 

➡米国日新のHP

Information

拠点数  :  15ヵ所(10支店・3事務所・2物流センター)

 

 

西岸&テキサス ロサンゼルス支店(本社)、サンフランシスコ支店、ポートランド支店、シアトル支店、
ダラス事務所、ランチョ・クカモンガ物流センター
中西部 シカゴ支店、インディアナ支店、コロンバス支店、デトロイト事務所
東 岸 ニューヨーク支店、アラバマ支店、アトランタ支店、テネシー事務所、
ニュージャージー 物流センター

職員数  :  279名
設    立  : 1973年

チェリーの航空輸出

西岸では、毎年4月~7月に収穫されるチェリーの輸出を手掛けております。

果物の収穫は自然相手となるため、収穫量や輸送量は日毎に変動します。
また、品質を損なわずに消費地へお届けするため、収穫日から最短のフライトに積載する必要があります。
そのため生鮮チームは産地に駐在し、パッキングハウスからの収穫および燻蒸状況、荷送人からの物量情報を考量し、航空スペースの確保に努めております。最盛期には仕出地をシアトルからサンフランシスコやロサンゼルスに変更するなど臨機応変な対応も求められます。

チェリーの産地はカリフォルニア州からワシントン州まで南北約1500キロにわたり、収穫時期に合わせて生鮮チームも産地を移動しながら出荷業務にあたっております。当社が取扱う主な出荷先は日本向けとなりますが近年のトレンドとしてはベトナムやインド向けも増加してきております。

 

納期重視。物流を止めないBCP対応サービスも!

中西部では、自動車関連部品や、その部材、設備などの輸出入を行っております。

中西部のサプライヤー様は特に納期を重視されるお客様が多く、物流の安定化の一助となるよう「メキシコ・マンザニーロ経由、米国中西部向けトランスロードサービス」を展開しております。

本サービスは、日本・アジアからのコンテナ貨物をマンザニーロで荷揚げしてトラックへ積み替え、米国の仕向け地までクロスボーダー(越境)輸送を行い、米西岸港湾の混雑を避け、トータルのリードタイム(LT)の短縮を可能にしています。
その他、内陸部への鉄道混雑の際は、米国内のネットワークを生かし自社トラック配送に切り替えるなど緊急時の対応も柔軟に行っております。

多岐に渡る商材とそのニーズに合わせたサービス提供

いろいろな商材を取扱うLAX倉庫

東岸・南東部拠点においては、自動車関連商材、化学品、衣類、医薬品、Eコマース関連等など、多岐に渡る商材の輸出入を行っております。

貨物の特性・特徴を理解し、その条件に合わせた提案・サービス提供が必要となりますが、幅広い分野の取り扱いから得た、知識・ノウハウを活かし、協力会社のサポートも得て、多様な物流ニーズに答えられる体制を整えております。
また、東岸域内での輸送に留まらず、欧州・東南アジアから米国内陸向け貨物のゲートウェイ機能も担い、サービスの提供を行っております。

サプライチェーンを可視化するPOシステムの開発

米国日新では、お客様の商品の仕入状況(発注から入庫までの貨物の動き)を可視化・管理するシステムの開発を推進しております。

米国日新本社

仕入状況の管理はコロナ以前より課題認識されるお客様も多くいらっしゃいましたが、コロナ禍による物流混乱で貨物状況の確認をするために仕入先や物流会社への連絡頻度が増し担当者の業務負担が著しく増えたことから関係者間で情報を一元的に管理する仕組みが喫緊の課題であるとのお声を数多くいただきました。それにお応えするため、米国日新では社内で使用していたシステムを刷新し、どのような商流にも対応できるシステムとして開発を進めております。

このPOシステムにより、1オーダーで数件のやりとりを要していた業務を省き、システム上で貨物の輸送状況や関連書類の情報を共有し、お客様へ快適な物流を提供いたしますので、ご興味のある方は是非お問合せください。