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危険物貯蔵量、横浜地区最大! 神奈川埠頭倉庫営業所

京浜地区における危険物の新たな輸出入拠点

 

「神奈川埠頭倉庫営業所」は、危険物(消防法第四類)を中心に、高圧ガスや毒劇物など多種多様な品目の取扱いが可能な施設で、首都高速横羽線・子安 IC からアクセスも良く、横浜港内の各埠頭へも近接したロケーションで、京浜地区における危険物の新たな輸出入拠点として2023年9月4日にオープンいたしました。

日新の歴史とともに歩いてきた倉庫

旧倉庫の名物 大豆用サイロ

新倉庫の紹介の前に、少し当社の歴史に触れたいと思います。

神奈川埠頭倉庫営業所の建設地には、日新の国内倉庫拡充のきっかけとなった神奈川埠頭営業所がございました。

神奈川埠頭営業所の歴史は古く、昭和30年代にまでさかのぼります。
当時の主要倉庫は、生麦町明神前にあった「生麦倉庫」でしたが、同倉庫には鉄道の引込み線がなく、また運河を使った湾岸荷役にも不便な立地で、将来の発展性に乏しい状況にありました。

そこで、日新は1956年に生麦倉庫を売却し、当時の横浜港では唯一となる私設埠頭を取得。1960年11月に完成したのが神奈川埠頭営業所になります。66年4月には倉庫の一部を改造しバラ物保管サイロを、翌年12月には1万トンの穀物サイロを建設するなど、食糧品を取扱う施設として、長く皆さまにご利用いただきました。

なかでもコメや大豆といった品物を多く取扱っており、専用岸壁に到着した本船から陸揚げしたのち、備え付けられた倉庫や大型サイロで保管していました。バラ積のものはホッパー車に、また紙袋の品物はトラックや貨車に積み込まれ全国各地に発送されていました。そのため、当時の国鉄新興駅からは倉庫の敷地内まで専用線が伸びており、直接鉄道への連絡が可能でした。

皆さまの食卓をかげながら支えていた神奈川埠頭営業所は施設の老朽化に伴い、2020年3月にて食糧保管の大役を終え、その後しばらくして閉鎖・解体されました。

旧神奈川埠頭倉庫営業所の倉庫看板(ロゴ)やレール跡、柱はモニュメントとして新倉庫に移設

神奈川埠頭倉庫4つのPOINT

①横浜地区最大級
新倉庫と関係会社の鶴見倉庫を合わせた危険物貯蔵量は約14,000KL(ドラム缶70,000本相応)

②アクセスしやすいロケーション
生麦JCT・子安IC・大黒JCTに近く、横浜港湾の各ふ頭にも近接

③雨天時も安心
屋根付きの危険物荷捌場が整備され、雨天時でもトラックや各種コンテナへの積み付け・荷下ろしが可能

④災害時にも安心
全倉庫に防潮板を設置。停電時にはバックアップ電源を確保

施設紹介

奥行約230m、最大幅約130mの約21,000㎡に広がる敷地内には、8棟の保管庫と荷捌場、事務所棟があり、メインとなる消防法第4類第1~4石油類を対象にした各1,000㎡の危険物倉庫が5棟並びます。

近隣に位置する日新グループの鶴見倉庫と合わせた危険物貯蔵量は約14,000kl、ドラム缶で約70,000本相当になり、地域最大級の規模を誇ります。また高圧ガス倉庫が2棟、約1,450㎡が設置されるのも見逃せないポイントです。

雨天でも安心の危険物荷捌き場

屋根付きの危険物荷捌場(約760㎡)を整備しておりますので、雨でもトラックや各種コンテナへの積み付け・荷下ろしを安心して行うことが可能です。
また、危険物だけでなく、2階建ての普通品倉庫(約2,000㎡)も併設しております。

防災対策

近年増加する自然災害への備えとして耐風圧強度60m/sの防風シャッターや防潮壁、停電時にはバックアップ電源(発電機)を設置。また、9棟の倉庫の開口部にもにもそれぞれ防潮板を設置しております。

脱炭素・循環型社会への実現に向けた取組みとして、電気自動車(EV)用の充電設備や普通品庫の屋上へ太陽光発電設備も設置しております(太陽光設備については、現在設置工事中になります)

また、毒・可燃性ガスの漏洩対策として、ガス検知から除外まで連動して処理が可能な設備を設置しております。

動画でみる神奈川埠頭倉庫営業所


日新では京浜地区における各種危険物や高圧ガスの保管拠点、また輸出入拠点として、今後ますます高まることが予想される危険物取扱いのニーズに応えてまいります。

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