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夢洲コンテナ見学会を開催いたしました

弊社ではお取引先のお客様を対象に、現場や倉庫での見学会を開催しております。仕事では日常的に利用しているものの、なかなか見たり触れたりする機会が無いというお客様の声にお応えして、実物を見学してご理解を深めて頂くという企画です。2023年11月に神奈川埠頭倉庫で開催したタンクコンテナ見学会に続き、去る2024年6月21日に万博開催で注目を浴びる大阪・夢洲にてコンテナ見学会を開催いたしました。セミナーとコンテナヤードを巡るの約3時間ほどの見学会で、午前・午後の2回開催、双方合わせて60名ほどのお客様にご参加頂きました。今回はその様子をご紹介いたします。

夢洲コンテナターミナルとは?

夢洲コンテナターミナルはDICT(Dream Island Container Terminalの略称)とも呼ばれ、大阪港で海上コンテナを取り扱う会社の共同出資により設立、2009年に供用が開始されました。C10~12に広がる長大な岸壁は西日本最長の1350mを誇る広大なコンテナターミナルで、対岸のコスモスクエア周辺からもご覧頂くことが可能です。弊社はSITCの中国・東南アジア航路の荷役業務を請け負っており、C-10岸壁周辺で作業を行っております。

C-10岸壁で荷役を行うSITC船(別日撮影)

弊社ではSITCの荷役業務を請け負うだけなく、大阪・東京で船舶代理店として営業活動も行っています。普段はSITCの営業窓口として集荷を担当している営業マンの熱の入ったコンテナセミナーで見学会はスタートしました。

船社営業担当者が担当するコンテナセミナー

船社担当者が解説するコンテナセミナー

多くのお客様にご利用頂いているドライコンテナでは外観や内部は勿論のこと、各部に書かれた標記類にどのような意味があるのか?といったところまで詳しく説明を行いました。また特殊コンテナと呼ばれるオープントップコンテナ、フラットラックコンテナについてその構造や荷役、実際の積載例の写真を交えて解説しました。

 

セミナー会場の南港倉庫前に待機する貸切バス

コンテナセミナーが行われた弊社・南港倉庫から夢洲コンテナターミナル/DICTまでは専用バスで移動。途中、海底トンネルや建設の進む万博会場を横に見ながら到着しました。多くの参加者の乗降を短時間で行うため、貸切バスとしてはあまり見られない路線バスがチャーターされました。

 

 

夢洲コンテナターミナル ツアー

管理棟屋上からターミナル全景を見渡す

夢洲コンテナターミナルが一望出来る管理棟屋上から現場見学はスタートしました。ターミナルの担当者による説明の下、どこでどのような作業が行われているのかという解説が行われ、参加者が各所にカメラを向けているのが印象的でした。その後長大な岸壁やコンテナヤード内をゆっくりとバスで周回し、車内から荷役作業やコンテナ置場などの見学を行いました。

本船、ガントリークレーン、コンテナが並ぶ岸壁を進む路線バス

場所をC-13コンテナヤードに移して、実際に運用されているコンテナを観察する時間が設けられました。今回は20fドライコンテナの他、40fオープントップコンテナ、40fフラットラックコンテナ、40fリーファーコンテナが見学会のために用意され、展示会場に並べられました。各々のコンテナの機能や特徴について、ターミナル担当者が丁寧に説明しました。

青空の下、40fフラットラックコンテナの説明に聞き入る参加者

参加者が自由に触れられる機会として、実際にコンテナ内部に入ったり、構造に関する質問が飛び交いました。特にリーファーコンテナのその機能故の独特な構造、冷風の流れに関する質問や床構造、断熱性を持たせた壁面など、多くの質問が寄せられました。

リーファーコンテナについては、多くの質問が寄せられた

この他デモンストレーション作業として、空コンテナのトレーラーへの積載・積卸を通称トンボと呼ばれるトップリフターを用いて行いました。普段は目にすることの出来ないトップリフターの動きを、動画で撮影する参加者も多く見受けられました。

空コンテナの搬出入作業に用いられるトップリフター(通称:トンボ)

 

アンケートへのご協力をお願いいたします! 

日新では今後もお客様が現場や作業を体感出来る各種見学会を企画して行きたいと考えております。今後の企画の参考としまして、簡単なアンケートを作成いたしました。お手数ではございますが、皆さまのご意見を伺わせて頂きたく、ご協力をお願いいたします。

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