コンテナサイズを比較してみよう
今回は皆様のご利用の機会も多く、高さが特徴的な40fハイキューブドライコンテナについてご案内したいと思います。前回と同様に中国・東南アジア航路でおなじみのSITCの営業窓口を担う船舶代理店室と横浜港・本牧C-3上屋の協力を得て、ご利用いただいている40fハイキューブドライコンテナをじっくりと観察してみました。20フィートコンテナの記事と合わせると、双方の比較対照ができると思いますのでご参照下さい。➡20fコンテナのページ
40fハイキューブコンテナをじっくり見てみよう
従来のコンテナの高さは外寸が8フィート6インチでしたが、軽くてかさの張る貨物を少しでも多く積みたいというお客様のニーズに応えて、誕生したハイキューブコンテナ。
現在日本で一般的に運用されているハイキューブコンテナは、40fのみとなります。今回現場に用意されたコンテナは、SITC社のスカイブルーに塗られたものです。側面には大きく「SITC」と書かれており、一見すると同社所有のコンテナに見えます。しかしよくみてみると、灯台のマークが特徴のBEACON社のマークも貼られ、コンテナナンバーはBEACON社所有を示す「BMOU」と表記がありますので、「BEACON社がSITC社にリースしているコンテナ」ということになります。
40f ハイキューブコンテナには何キロまで積めるのか︖
3 軸シャーシ使用時︓
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30,480kgs まで
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2 軸シャーシ使用時︓
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24,000kgs まで
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3 軸シャーシ使用時︓
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30,480kgs-3,850kgs(自重)=26,630kgs
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2 軸シャーシ使用時︓
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24,000kgs-3,850kgs(自重)=20,150kg
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コンテナに書かれている表記の意味は
BMO |
所有者を示すアルファベット3文字 |
U | ユニット(UNIT)の頭文字 |
651109 |
所有者が個々のコンテナに与えた6桁の数字 |
9⃣ |
チェックディジットコンピューター確認用の数字(四角で囲んで表記する) |
②構造区分コード
ISO6346で規定された4桁の数字・アルファベットで示されるコンテナの構造を示す番号で、これを読み取ることでサイズや構造を知ることができます。 ※グースネックトンネル︓コンテナ裏側にある、シャーシ突起部がある窪み
前2桁(45) |
⻑さ40フィート、高さ2,591mm/グースネックトンネルあり
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後2桁(G1) | 上部に簡易通風孔付き、片妻または両妻開き |
③総重量(荷重+自重/空コンテナ重量)
④自重/空コンテナの重量
⑤最大積載重量
⑥総容量
⑦SUPER HEAVYの表記
重量品の積載を考慮して、床面の構造を強化したコンテナであるこを示す、⻩色い三角形の標記になります。
⑩簡易通風口
縦⻑の四角い部品が簡易通風孔になります。コンテナの製造所やロットによっても異なりますが、通常片面に1ヶ所、1コンテナで2ヶ所に設けられています。
コンテナを鉄道輸送する場合、UIC(国際鉄道連合)の認証が必要となり、認証済みのコンテナには、この表記が見られます。iCはInternational Containerを示し、下の数字は認証した鉄道会社・機構名を示します。83はイタリア国鉄となります。
40fハイキューブコンテの内部はどうなっているのか︖
コンテナは案外壊れやすい?
コンテナ寿命は︖︖
日新では、お品物の形状や特性などを考慮し、世界各国の仕向け地へ、多種多様なコンテナを用いた輸送プランを提案いたします。過去に取り扱った実績のない品物だけどどうしよう…︖ドライコンテナに入らないサイズはどうしたらいいだろう︖そんな海上輸送の困ったを日新にご相談ください