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日新現地法人紹介【インド日新】

弊社アジア拠点の西端にあるインド法人は、1999 年にインド国内物流企業との合弁形態でスタートいたしました。西ベンガル州における化学品メーカー様の工場内作業および国内輸送業務を皮切りに、2005 年からはノイダで二輪メーカー様の完成車両を国内全土に配送する業務に携わっております。そして2007 年からは国際物流にも重点を置き、ムンバイ、グルガオン、チェンナイ等に拠点を設置して参りました。設立から 22 年を経た現在ではアジア地区最大の 15 拠点を数え、管理倉庫面積は 43,000㎡に至っております。

 

インドは広い国土と多様な民族が織りなす文化が商慣習にも複雑に絡み合っていることから国際間の輸送はもとより国内輸送も一筋縄ではいかない場面が見られます。弊社ではインド赴任 2 回目の社長を筆頭に、インド駐在歴 10年を越えるマネージャーや現地語に堪能なスタッフ等々、同国事情に精通した駐在員を配置することによりお客様に安心して物流業務をお任せいただける体制を敷いております。

information

拠点数 :  15ヵ所
(グルガオン・ノイダ ・デリー・チェンナイ・ハイデラバード等)
職員数 : 215名
設 立 : 1999年

経験豊富な国内物流

                           完成保管倉庫の様子

弊社は設立の経緯が日系企業様にインド国内輸送をご提供することが目的であったため、国内物流を得意としております。

インドは各州に持たされた権限が大きく、また、言語・文化の違いもあり、州境がまるで国境のようであると表現されることもございます。また、広大な国土により長期化する輸送日数や悪路のため頻繁に発生する貨物ダメージに頭を抱えておられるお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。弊社は長年にわたりインド全土輸送や倉庫運営を手掛けてきた実績がございますので、国内物流に課題をお持ちのお客様にその経験を活かしたご提案が可能です。

2015 年からは別の日系二輪メーカー様の完成車をグルガオンの組立工場からネパール向けにトラック輸送を行っております。お客様にはその実績を評価いただき、現在では組立工場における完成車の出荷作業、一時保管先となる倉庫の運営もお任せいただいております。

邦人スタッフによるきめ細やかな引越サービス

インド日新では、日本との赴任・帰任に伴う引越作業はもちろんのこと、インド国内およびインドから第三国への引越サービスを展開しております。中でも、日系企業の駐在員さま向けにご提供している日本人スタッフによる下見・集荷作業時の立会い対応には定評がございます。駐在員さまは忙しい業務の間を縫って引越のご準備を進められますので、スムーズな意思疎通と日本式のサポートで心理的な負担が軽減され助かったとフィードバックいただくことが数多くございます。

また、本年 4~5月のコロナ感染拡大第2波以降においてはロックダウンが行われ、社会機能が一時的に麻痺するなど、甚大な影響がみられたことは日本でも連日報道されていました。過去に例のない危機的状況だったため、緊急避難帰国も発生し、当初は家財などを残した状態での一時避難だったはずが、その後本帰国に変更となる事例も続発しました。

弊社では日本にいらっしゃるご本人とビデオ電話で引越作業現場となるインドの住居を繋ぎ、日本人スタッフがご指示を仰ぎながら作業を行う「リモート引越」で、帰国される方々の引越荷物を多く輸送いたしました。またインドに留まった駐在員様向けに日本から食料品をお届けするサービスを展開し、海外駐在生活を支える役割も果たしました。

輸出入規制へのサポート

               チェンナイCFS

国際貿易の視座で捉えた際、インドには特有の輸出入規制が存在します。
例えば、関係会社間でインドへの輸入取引を行う場合に税関下部組織 SVB(Special Valuation Branch) への申請が必要となります。他国ではこのような規制は聞かれませんが、インドでは SVB により取引価格の妥当性が審査されます。この申請手続きは複雑かつ時間を要することから、お客様より対応に苦慮されているといったご相談をいただくことがございます。

弊社では日本人スタッフがお客様よりお悩みをお伺いし、通関資格を持ったインド人スタッフと連携しながら、いままでに培ってきたノウハウ活かし、SVB 等の輸入要件の申請サポートも含めたスムーズな国際輸送サービスのご提案が可能です。SVB の他にはインド標準規格 BIS(Bureau of Indian Standards)に関するご相談にもお応えした実績がございます。