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日新現地法人紹介【上海高信国際物流有限公司】

上海高信は、日新グループ初の中国法人です。一都市に設置された法人でありながら事業規模は大きく、拠点は7ヵ所を数え、日新グループで最大の倉庫面積(約97,000㎡)を管理しております。省と同格の直轄市である上海市は、東京都の約3倍の面積があり、コンテナ取扱量世界1位の上海港、3位の寧波港を有します。また浦東空港は貨物取扱量世界3位を誇ります。

 

「世界の工場」の玄関口に拠点を構える弊社は、電化製品、化学品、衣類、日用品など様々な品目を取扱っていることが特色の一つです。商品の輸送方法や保管方法は千差万別となるため、海上、航空、倉庫の各部門に日本の専門部で経験を積んだ駐在員を配置しております。各部門では専門知識の豊富な駐在員と現地情報に明るい中国人職員が協力し、お客様への最適なご提案に努めております。

information

拠点数 :  7ヵ所
(外高橋・物流園区・寧波・太倉・楊浦・ 浦東空港・昆山)
職員数 : 298名
設 立 : 1992年

航空部門による細やかなサポート

航空貨物においては、コロナ発生以降、不安定なフライト状況が続いておりますが弊社では日系航空会社と中国系航空会社の両方に年間スペース契約(BSA)を直接行っているため安定的に顧客へのスペース供給を行っています。
また、空港の輸出入倉庫では職員の健康管理、徹底した衛生管理のもと365日24時間のフルサポートを行っており、高品質な総合輸送サービスのご提供をめざし、常に貨物の取扱いに目を配れる体制を敷いております。

輸送面では、当地で生産された完成品を消費地に輸送する際、商品を包装している化粧箱の汚損・破損が厳禁となるため、より一層丁寧な取扱いが求められますが、弊社では設立時より電化製品、精密機器の輸送事業を手掛けてきたことから、ダメージ防止のノウハウと安全輸送に対する意識を職員が高く持っております。

海上部門によるユニークなサービス

     展示会の搬入を行う様子

海上部門においては、物流が混乱を極める状況下、貨客船であるフェリーの定時運行性とスピードを活かした輸送サービスを2022年1月より関西発上海向けにおいて開始いたしました。

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次なる一手としては、世界一のコンテナ取扱港ならではのスペース供給力を活かし日本発北米向けの中継ぎサービスを計画中です。

また多種多様な国際展示会が開催される当地では、展示品の会場への搬入出作業を数多く取扱っております。展示会専門スタッフを中心に大規模オフィスの事務所移転やホテルへの家具搬入、ドラマや映画の撮影機材輸送などオーダーメイドの物流サービスをご提供しております。

倉庫部門による内陸倉庫の運営

 e-コマースにて発注された商品の出荷作業風景

倉庫部門では弊社グループで唯一eコマースにも対応可能な物流センターを運営しております。上海市から約50㎞の位置にある太倉物流センターは、旺盛な中国国内需要への対応として、2018年4月より業務を開始しました。管理面積は約20,000㎡で、商品の入荷・保管・ピッキング・検量・梱包作業および中国全土への配送サービスのご提供が可能です。

センター内にはWi-Fiを設置し、ハンディターミナルを利用したペーパーレスの入出荷作業を行っており、IoT機能を有するマテハン機器の導入もご相談いただけます。また、有人による警備に加え、50台を超える監視カメラを設置しセキュリティ対策も講じております。