information
拠点数 : 9ヵ所
(内モンゴル・北京・大連・天津・青島・武漢・広州・仏山・中山*)
職員数 : 337名
設 立 : 2005年
*支店は、内モンゴル、北京、大連、天津、青島、武漢、広州、中山。
北京支店の組織内に鄭州事務所、大連支店の組織内に長春事務所、青島支店の組織内に煙台事務所と黄島事務所、広州支店の組織内に仏山事務所があります。
超大型貨物機チャーターによる緊急輸送ミッション

天津支店では、欧州オーストリア日新と共同で、緊急性の極めて高い医療・防疫資材の航空輸送プロジェクトを完遂しました。このプロジェクトのハイライトは、世界最大級の貨物機「アントノフ124」のチャーター運航です。
チャーター便の運航には、飛行ルートの事前申請、離発着時刻の緻密な空港調整、そして発着時刻から逆算した通関・保税作業の完璧なタイミング管理が求められます。一度きりの本番を万全の態勢で迎えるため、多くの関係者と折衝を重ねるプロセスには多大な労力を要しましたが、日新のグローバルネットワークを駆使し、無事に任務を遂行しました。こうした特殊機材の調達力と複雑な調整能力こそが、日新が誇る緊急輸送サービスの強みです。世界的な物流危機の中でも、命を守る資材や産業の心臓部を止めないために、あらゆる手段を尽くしました。
サプライチェーンを支える強固なBCP(事業継続計画)

広大な中国全土において、自然災害や地政学リスク、あるいは地域的な規制など、物流を阻む不測の事態は常に隣り合わせです。一箇所の停滞が世界中に張り巡らされたサプライチェーン全体のボトルネックになってしまう中、中外運-日新国際貨運(シノ日新)は、中国全土を網羅する広域ネットワークを活かした「物流を止めない」ための柔軟な連携体制を構築しています。
弊社が中国国内9箇所に展開する支店網は、単なる営業拠点ではありません。有事の際、ある都市の物流インフラが機能不全に陥ったとしても、別の拠点が即座にバックアップとして機能します。実際に主要都市が封鎖された際にも、貨物を迅速に周辺港や代替空港へ移送し、拠点間のシームレスなバトンタッチで出荷を継続させた実績が豊富にあります。こうした「面」で構える機動力が、お客様の事業継続を強力に支えます。
また状況の変化に応じて、最適な輸送モードを提案できる点も当社の大きな強みです。航空輸送並みのリードタイムを低コストで実現する「中越国境トラック輸送」や、主要空港の混雑を回避して香港経由で繋ぐ「AIR&SEA(航空×船)」など、既存の枠組みにとらわれないルート設計が可能です。中国への輸出入において、既存ルートに不安を感じておられるお客様へ、私たちはその時々のベストな解を導き出し、止まらない物流を形にします。
進化する自動車物流 部品供給網の維持と機密車両への対応

弊社の主要取扱貨物である自動車関連では、主要メーカーの生産部品を各工場へ納入するジャスト・イン・タイムの物流から、完成車の海外輸送まで、極めて精度の高いオペレーションを継続しています。
特に、試作車やモーターショーに展示される機密車両の輸送においては、業界トップクラスの実績を誇ります。これらの車両は一点物で希少性が高く、かつ税関申告実績がないため、通常は厳格な貨物検査により通関に多大な日数を要します。しかし当社では、長年の実績に基づく税関への事前説明と、適正な通関手続きの積み重ねにより、当局との間に強固な信頼関係を築いています。この信頼があるからこそ、煩雑な手続きを迅速かつ確実に行い、機密を保持したままスピーディーにお届けすることが可能です。
また、近年の世界的な海上・航空輸送の不安定化を受け、当社では鉄道(国際貨物列車)を活用した輸送サービスの安定化にも注力しています。鉄道は、航空機よりも低コストで、海上輸送よりもリードタイムが短い「第3の輸送モード」として定着しています。
日新が長年培ってきた「自動車物流の専門知識」と、中国全土を網羅する「鉄道網の活用」を組み合わせることで、私たちは複雑化するサプライチェーンの最適化を力強くサポートし続けます。さらに、日本の化学品事業部で危険品の取扱いに精通している職員とモビリティ事業部出身の自動車輸送専門職員の連携により、専門知識が必要となる次世代EV車両の輸送も安心してお任せいただける体制を構築しております。
中国物流の「今」を捉え、最適なソリューションを
中国における通関制度や各種規制は、地域ごとに細かく異なるだけでなく、事前の通知なく変更されるケースも少なくありません。そのため、実務においては出荷直前のタイミングで、輸入地の「生の情報」を確認することが極めて重要です。
弊社では、中国全土の支店長による定期ミーティングを通じて各地域の最新動向をリアルタイムで共有し、複雑な課題に対する解決策を日々研究しています。変化の激しい中国物流において、お客様のサプライチェーンを止めないためのパートナーとして、ぜひ当社のネットワークと知見をご活用ください。

