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日新現地法人紹介【メキシコ日新】

メキシコ日新は、米州拠点3カ国目として 2000 年に設立されました。
設立当初は電機メーカー様の保管・配送業務を振り出しに、2010 年代以降は同地に進出された自動車メーカー様とのお取引きを拡大して参りました。現在では本社自動車部門で経験を積んだ駐在員を 2 名配置し、自動車物流のことなら何でもご相談いただける体制を敷いております。

 

メキシコは隣国アメリカとの貿易が非常に活発であるにも関わらず、歴史的背景から商慣習は中南米の色を帯びており、欧・米・亜諸国と比較した場合に馴染みが薄く、同国への輸出を身構える方や、お世辞にも治安がいいとは言えない情勢のため、同国内の倉庫保管、配送業務が気がかりな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回ご紹介するメキシコ日新の物流サービスがお客様の不安を和らげる一助となれば幸いです。

➡メキシコ日新HP

information

拠点数 :  4ヵ所
(グアダラハラ・セラヤ・シラオ・メキシコシティー)
職員数 : 79名
設 立 : 2000年

 

輸入通関のサポート

   プレビオを回避した設備機械の輸送

メキシコへの輸入は、原則として通関業者による開被検査「プレビオ」の実施が義務付けられていますが、通関業者が貨物内容を承認した場合に限り、検査の回避が可能です。

「プレビオ」には時間を要し、終了時期が読めないことが難点で、お客様の生産計画への影響が危惧されます。特に設備機械などはサビ止め梱包を施して出荷したにも関わらず、港で荷解きすることとなるためダメージが懸念されます。

そのため弊社では通関業者に貨物内容が承認されるよう輸入者様の支援を行なっております。具体的には、弊社が輸入者と輸出者の間に入って貨物の仕様書や図面などの資料を準備し、通関業者が内容品をつぶさに把握できるよう説明を行います。

本対応を輸入者様ご自身で行う場合、輸出者からの書類入手に手間が掛かり、通関業者との専門的なやり取りに苦慮されると聞き及んでおります。上記の写真は航空貨物となりますが、プレビオ回避を行い空港到着の半日後には納品を終えることができました。日頃から関係者とコミュニケーションを取っているフォワーダーの立場を活かし、円滑な輸入通関をアシストいたしますのでお困りの方はお気軽にご相談ください。

JIT配送にも対応した保管サービス

             JIT配送を行うシラオ倉庫

シラオ支店は、12,000 ㎡の倉庫を有し、自動車関連企業様に生産部品の保管・配送サービスをご提供しております。

約 30 名の職員がシフトを組んで 24 時間体制で庫内業務に従事しており、生産工場へ部品の JIT 配送を手がけております。JIT 配送には定時運行と正確なピッキング(倉庫から品物を搬出すること)が欠かせないことから、2019 年にはメキシコの ISO 規格にあたるOEA プログラムに準拠した庫内オペレーションの教育訓練を実施し、品質の維持改善に活かしております。

バラエティー豊かな付帯サービス

セラヤ支店は、 2,700 ㎡の倉庫を活用し保管・配送業務にとどまらず、生産部品の「検品」「組立」工程といった付帯作業も手がけております。

また輸出品の「梱包」作業にも対応しており、堅牢なセキュリティ体制と経験豊富な職員の対応力が評価され、試作車の取扱実績が多数ございます。

試作車は機密保持に加え、1 点ものであることから作業は慎重に行われます。梱包された試作車は航空便での輸送に加え、アメリカ向けにはトラックで輸送する場合もございます。

       検品作業の様子

機密車両を扱う専用スペース     

食品の取扱い

メキシコシティに次ぐ第二の都市グアダラハラに立地する本社は、マンザニーロ港のゲートウェイ機能を有しております。

当地では自動車物流のみならず、「食品」の海上輸出を手がけており、豚肉やアボカド、テキーラなどメキシコの名産品を取扱っております。

またメキシコでは近年健康志向の高まりから日系ブランドの健康飲料が人気を博しており製品の海上輸入業務をサポートしております。