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物流情報(2024年10月2日)

物流情報

2024.10.02

北米東岸労使交渉【続報】

現地時間10月1日午前12時1分からILA組合の港湾労働者5万人弱がストライキを開始いたしました。
1977年以来47年ぶりのストライキとなり、米国の全輸入品の 43% ~ 49%、毎月の貿易額数十億ドルが米国東海岸とメキシコ湾の港を経由しています。参考:(出典:ロイターニュース)

 

この影響で、各船会社はCongestion Surcharge等の追加サーチャージの導入予定を発表しております。
今後、港湾混雑や本船遅延、スペース不足等の可能性も高くなっており、北米西岸への影響も想定されます。

 

また、北米向け航空輸送も増加することが予想され、スペースが取りづらい状況が続くものと見られます。
北米発着案件のご予定がありますお客様は、お早めにフォワーダーまでご相談ください。

カナダ・モントリオール港 ストライキ

米国東岸の港湾ストライキに加え、カナダで最大の労働組合であるCUPE(Canadian Union of Public Employees)は、カナダ第二の港であるモントリオール港にある5つのコンテナターミナルのうち、2つのターミナルでのストライキを実施しております。

対象期間 : 現地時間9月30日(月)午前7時から10月3日(木)午前7時まで

争点は、大幅に削減されたシニア職長の起用方法とターミナルでのスケジュール管理に関するもので、ストライキに対して港湾労働者の97.9%が賛成票を投じたと報じられています。

米国ロサンゼルス港・ロングビーチ港付近で火災事故発生

現地からの情報によりますと、現地時間9月26日(木)午後、ロサンゼルス港(LA)・ロングビーチ港(LB)ターミナル横でShipper所有のコンテナ(Shipper’s Own Container // SOC)* が横転し、積載していたリチウムイオン電池が爆発し火災が発生しました。

*SOCとは?
船会社所有のコンテナではなく、荷主が自分で用意・所有し、使用するコンテナのこと
タンクコンテナやコンテナサイズに組み込んで輸送する蓄電池等、荷主が独自仕様のコンテナにカスタマイズすることが可能

事故現場周辺の作業のため、9月27日は同港の各ターミナルは閉鎖を発表しておりましたが、現地時間9月30日午前7時から通常稼働をしております。

台湾 台風18号影響 ※10月2日現在

報道でもご確認頂いていると思いますが、台風18号が台湾南部へ上陸する見込みです。

参考:(出典:気象庁ホームページ)

現地からの情報によりますと、本日は台湾全域で出勤を控えるよう通知が出ております。

この台風は速度が遅いため、明日も出勤停止措置通知が出る可能性があるとのことです。

<海上> ※10月1日午後時点
・高雄港:第1および第2港は、10月1日8時より全ての船舶の入出港作業を一時停止中


<航空>

・桃園空港・松山空港:今後、遅延や欠航が発生する可能性あり

 

今後の進路等により状況が変わる可能性がございますので、最新情報をご確認ください。