ドイツ ライン川水位低下
報道でもご確認いただいているかと思いますが、ドイツでは猛暑の影響で、ライン川の水位がかなり下がっております。 出典:ロイターニュース
現地からの情報によりますと、一部ではバージ輸送の積載率が40~50%程となっており、Low Water Surchargeが発生しているとのことです。また今後、気温低下や降雨が予報されておりますが、ライン川の水位状況がすぐに改善するかは不透明とのことです。該当案件をお持ちのお客様はご留意ください。
米国 トランプ政権の関税政策について
報道でもご確認いただいている通り、現地時間7月7日、米国・トランプ大統領は、相互関税に関する新たなレターを対象国に送付しました。 出典:ホワイトハウスホームページ
現在、関税率が通知された国、及び料率は以下の通りです。
・日本:25%
・韓国:25%
・カザフスタン:25%
・マレーシア:25%
・チュニジア:25%
・南アフリカ:30%
・ボスニア・ヘルツェゴビナ:30%
・インドネシア:32%
・バングラデシュ:35%
・セルビア:35%
・カンボジア:36%
・タイ:36%
・ラオス:40%
・ミャンマー:40%
国別相互関税の開始は、7月9日から8月1日へ正式に延期となりました。
8月1日以降、現在の関税率が、国別の相互関税率に置き換わる形となります。
また中国に対する相互関税は、引き続き8月12日以降、10%から34%へ引き上げられる予定となっております。
本情報は2025年7月7日時点の内容に基づいています。
関税政策は予告なく変更される可能性があります。最新の正確な情報については、
米国税関国境保護局(CBP)の公式発表や、ホワイトハウスの公式ウェブサイトをご確認ください。
本件に関する詳細情報は、N-avigationでもご紹介しておりますのでご参照ください。
日本 お盆期間に向けて(海上貨物)
船会社ONEより、お盆期間の輸出入貨物のフリータイムが発表されました。 出典:ONEホームページ
昨年に引き続き土日祝日を暦通り取り扱い、ゲートクローズ日のある港でもフリータイムカウント除外なしとなるためご留意ください。
また船社ONEによると、現在、海外ターミナルでは慢性的な港湾混雑が続き、加えて台風シーズンを迎えたことで、本船スケジュール遅延のため、日本の港湾も混雑やターミナル内コンテナ蔵置スペースの逼迫が発生しやすい状況となっているとのことです。
コンテナ蔵置キャパシティを超えた場合、本船の着岸や荷役ができない状況になることも予想されるため、お盆期間前からの輸入コンテナの早期搬出を呼びかけております。 出典:ONEホームページ
例年のことながら、お盆期間前後の案件をお持ちのお客様は、できるだけお早目にフォワーダーにご相談いただくことをおすすめいたします。
ドイツ 鉄道輸送について
ドイツ港湾大手のHHLAグループ会社Metransによりますと、ドイツ・ベルリンと北ドイツの港湾を結ぶ主要回廊で2025年8月4日から2026年4月まで大規模な閉鎖が計画されていると案内しております。 出典:METRANSホームページ
この閉鎖は、ドイツ(ハンブルク、ブレーマーハーフェン、ヴィルヘルムスハーフェン)各港と、チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ドイツのケーニヒス・ヴスターハウゼン間のすべてのサービスに影響を及ぼすとのことです。
ドイツではコンテナ貨物の鉄道輸送率が日本よりも多いことから、港からドイツ各都市やドイツから中東欧向け鉄道輸送案件をお持ちのお客様はご留意ください。