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米・トランプ関税に違憲判決、直後に代替措置「122条関税」を即時発動

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2026.02.26

米国現地時間2026年2月20日、米連邦最高裁判所は、トランプ政権が「国際緊急経済権限法(IEEPA)」に基づき発動していた一連の追加関税について、大統領の権限逸脱であり違憲であるとの歴史的な判決を下しました。

これにより、従来のIEEPA関税は直ちに失効しましたが、トランプ政権は即座に「プランB」を発動。「1974年通商法122条」を法的根拠とする新たな大統領宣言に署名し、全世界一律10%(将来的に15%への引き上げをも示唆)の追加関税が2月24日より開始されています。

把握すべき3つの重要ポイント

「Section 122」による緊急関税(2月24日~)
最高裁判決への対抗措置として、国際収支の赤字解消を目的とした緊急関税が発動されました。

有効期間:2026年2月24日 午前0時1分(米国東部時間)より150日間
対象:  同時刻以降に船積みされた全ての貨物
性質:  通常の関税率に一律10%を上乗せ(301条関税とも重複適用)

特定の戦略物資などは「適用除外」へ
今回の新関税では、実務上の混乱を避けるため一部品目が対象外とされています。主な除外品目:医薬品、重要鉱物、エネルギー製品、一部農産物(牛肉等)、および232条(鉄鋼・アルミ・自動車等)の対象品など。

公式エビデンス(外部リンク)
今回の混乱の背景となる公式文書は以下の通りです。

米・最高裁 判決全文

IEEPAに基づく関税の終了に関する大統領宣言

適用除外品目リスト(ANNEX I)

適用除外品目リスト(ANNEX Ⅱ)

トランプ大統領、10%から15%とする意向を表明(公式発表無し)

状況は極めて流動的であり、大統領がSNS等で「税率を15%へ引き上げる」意向を表明するなど、今後さらなる変更が予想されます。

本情報は配信時点の速報に基づくものです。情勢は刻一刻と変化するため、実務においては上記の公式リンク等から常に最新の情報をご確認いただくようお願い申し上げます。個別のHSコードの適用可否や通関手配については、日新担当窓口までお問い合わせください。

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