サービスの特徴
当社の展示会輸送業務では、プラント輸送の豊富な経験および実績を踏まえた大型機械の取り扱いを中心に、医療機器などの精密機械、家具などの伝統工芸品、絵画などの様々な製品を、指定場所より引取・梱包・通関、海上輸送/航空輸送・現地通関、展示会場搬入、据付・スーパーバイズを含む一貫作業をご提供いたします。
2017年には、世界各所での安定した業務の提供と更なる発展を目指し、国際展示会輸送協会(IELA)に加盟。 日新のグローバルネットワークとIELA加盟の展示会輸送業者と連携し、展示会に関わる輸送のサポートを行っています。海上・航空輸送はもちろんのこと、現地での一時保管や搬入・撤収作業の手配、開催国事情に添った複雑な通関手配など、展示会に関わる輸送業務をフルサポートする体制を整えております。
(*)IELAとは…International Exhibition Logistics Associationの略称で、経験豊富な展示会輸送貨物取扱業者の国際的なアライアンスです。 メンバーの資格を得るためには、長年の展示会輸送貨物の取扱い実績と、即存メンバー3社以上からの推薦、さらに厳しい審査が必要となります。
展示会輸送の流れ
展示会への出展が決まりましたら、まずはご相談ください
・見積書作成 |
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AEO認定業者だから迅速かつ適正な通関が可能です
・複合一貫輸送手配 |
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IELA加盟業者だから世界185社の展示会業者と連携が可能です
・展示会場でのスーパーバイザー手配 |
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スーパーバイザーが展示会終了まで立会いたします ・第三国への配送手配
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(*)ATAカルネとは…
世界の主要国の間で結ばれている「物品の一時輸入のための通関手帳に関する通関条約(ATA条約)」に基づく国際的制度による通関用書類のことです。
展示会等に使用する商品見本や展示用物品、職業用具等の物品を外国へ持ち出し、仕事が終わったらその国から持ち出してまた別の国に行く、あるいは日本に持ち帰ってくるといった場合、それぞれの国で通関手続を行わなければならず、また、場合によっては課税されることがございます。
このような場合に、ATAカルネを利用することで、それぞれの国の税関で、都度、通関書類を作成することなく、また、課税されることなく輸出入通関することができます。(ただし、カルネ利用の可否は、ATA条約によるため事前にご相談ください)
展示会輸送の実績
2023年度 展示会輸送実績
展示会名称 | 開催地 | 開催期間 |
CIMT | 中国・北京 | 2023年4月10日~15日 |
Automation Expo | インド・チェンナイ | 2023年4月26日~28日 |
CHINAPLAS | 中国・深セン | 2023年4月17日~20日 |
JEC WORLD | フランス・パリ | 2023年4月25日~27日 |
MILANO SALONE | イタリア・ミラノ | 2023年4月17日~23日 |
FaW Spring | 日本・東京ビッグサイト | 2023年4月6日~7日 |
CSPI-EXPO | 日本・幕張メッセ | 2023年5月22日~24日 |
THAIFEX-ANUGA ASIA | タイ・バンコク | 2023年5月23日~27日 |
ITMA2023 | イタリア・ミラノ | 2023年6月8日~14日 |
ICM Trinnial Congress | インドネシア・ジャカルタ | 2023年6月11日~14日 |
InfoComm Asia | タイ・バンコク | 2023年5月24日~26日 |
METALTECH & AUTOMEX | マレーシア・クアラルンプール | 2023年5月31日~6月3日 |
PROPAK ASIA | タイ・バンコク | 2023年6月14日~17日 |
IMBIBE LIVE | 英国・ロンドン | 2023年7月3日~4日 |
LASER World of PHOTONICS CHINA | 中国・上海 | 2023年7月11日~13日 |
MEGA SHOW | タイ・バンコク | 2023年7月19日~21日 |
SECUTECH VIETNAM | ベトナム・ハノイ | 2023年7月19日~21日 |
NY NOW SUMMER | 米国・ニューヨーク | 2023年8月13日~16日 |
過去の輸送実績
万国博覧会:【日本:2005年/上海:2010年/ミラノ:2015年】
工作機械展:【METALEX(タイ)、IMTEX(インド)、CIMT(中国)】
医療機械展:【MEDICA(ドイツ)、CMFE(中国)、ARAB HEALTH(UAE)】
食品・包装機械:【ALL PACK INDONESIA(インドネシア)、FOOD & HOTEL THAILAND(タイ)】
デザイン展:【アンビエンテ(ドイツ)、ミラノサローネ(イタリア)】
展示会輸送事例【中国から日本の展示会への出展】
2023年10月に幕張メッセにて開催された高機能素材Weekでの展示会輸送業務を一例としてご紹介いたします。
今回の事例は、中国のお客様よりお預かりした展示品を展示会ブースまで木箱梱包のまま搬入するというもので、大まかな流れは下記図の通りです。
展示会輸送には立会いが必要となり、通常は1名のスーパーバイザーが行います。
ただ、1つの展示会で複数の会社の輸送を行うことも多いため、貨物の量に合わせて立会いを行う人数は変わります。
STEP 1 : 搬入された展示品のダメージ確認
展示会場へ貨物が搬入されるとパッキングリストと照合し、搬入貨物に誤りがないか、貨物にダメージがないか等をしっかり確認します。
今回のケースでは、木箱梱包のままブースへの搬入依頼のため、木箱の状態やシッピングマークで確認を行います。 |
STEP 2 : 荷下ろし
展示品は1点ものというのも珍しくないため、荷下ろしも慎重に行います。
今回は日本国内の展示会のため、長年付き合いのある運送会社を起用しての輸送となりました。国外での展示会の際もご安心を!IELAの資格をもつ運送企業と連携して輸送を行います。 |
STEP 3 : 出展ブースへ搬入
事前に確認したブース位置と合わせて当日の搬入口からのルートを確認します。展示会はブースの小間位置によっては通路が狭いため、今回のように梱包状態のままでの搬入はブースを傷つけないよう、通常よりも慎重な対応が求められます。 |
STEP 4 : 梱包資材の回収
輸出時に再梱包をする際に活用するため、お客様の方で貨物の開梱後に梱包資材を回収します。この際、輸出用のシッピングマークに貼り替わっていることを確認し記録します。 |
STEP 5 : 梱包資材の搬出
再梱包用の資材を運送会社倉庫へ一時保管するため、搬出作業をして終了です。展示会の閉会に合わせてこちらの資材は再度展示会場へ持ち込まれます。 |
今回ご紹介したケースは、お客様の方で開梱となりましたが、事前に運送会社倉庫で輸出梱包された展示品を開梱し展示会場へ運送、ブースへ搬入も可能です。
事前に展示品の状態を確認できる点やブースへ設置後、輸出者様の方での作業がスムーズにすすむこともあり、展示会輸送では開梱・運送を希望されるお客様が多くいらっしゃいます。
日新では、数多くの展示会輸送を行ってきた経験から、お品物のサイズや重量、輸出先からの輸送ルート等、お客様のご希望に合わせた提案をさせていただきますので、展示会輸送の際はぜひ日新へご相談ください。